大分予科練資料館長の川野喜一さん(90歳)

館長の川野喜一さんと、展示されている相良六男中尉のライフジャケット(右)
館長の川野喜一さんと、展示されている相良六男中尉のライフジャケット(右)

こんにちは。

 

先日、大分市の母校の高校を久しぶりに訪問した後、近くにある「予科練資料館」が目に入ったので立ち寄ってみました。呼び鈴を押すと、予科練資料館長の川野喜一さんが出てきてくださり、館内の貴重な展示物を丁寧に解説してくださいました。その中に、20年前に私に零戦の操縦法などを教えてくださった相良六男さん(元海軍中尉のパイロットで空母赤城など艦隊勤務を歴任した後、台湾や宇佐航空隊で勤務)が寄贈されたライフジャケットや当時の御写真があり、偶然ながら大変驚きました。川野さんは相良さんの予科練の後輩であり、戦後も戦友会を通じて密接な交流があったそうです。

 

川野さんは大分県挟間町のご出身で、予科練を卒業後に、千葉県の航空隊で昭和20年(1945年)8月15日の終戦の二日後には特攻隊として出撃される予定だったそうです。現在は戦友の方々の慰霊のために、私費を投じて資料館を運営されているそうです。とても御元気で、90歳に見えないご様子に感銘を受けると同時に、貴重なお話を伺うことができて大変有り難かったです。心から御礼申し上げます。

 

みなさまもご興味がある方は、ぜひ一度資料館を訪ねてみてください。

 

予科練資料館の住所:大分市上野丘1丁目7-16 地図

 予科練資料館ホームページ http://www.yokaren.net/ 

 

                                                (文:森本)