方言はタイムカプセル②

おはようございます!三重町は今日も涼しい朝を迎えています(^^)

 

今から30~40年ほど前の昭和50年代(1970年代)の大分の小学校では、『きれいな言葉を話しましょう』という標語が掲示されていました。きれいな言葉とは共通語であり、この標語には『(学級会などの公の場で)方言を話すことは控えましょう』という意味も含まれていました。沖縄県のある小学校では、方言を話すと罰を課せられた決まりがあったそうです。筆者が通っていた大分市の小学校も、授業や学級会では共通語なのですが、遊び時間や家に帰ると完全に方言になりました。ところが現在は、地域振興や観光で地方の特色が重視されるようになり、たとえば沖縄県の公務員採用試験で沖縄方言(ウチナーグチ)の問題が出題されるなどの新しい傾向が認められます。NHKの朝ドラマ『あまちゃん』で、主人公のアキちゃんが北三陸の方言や海女さんの技能を身につけて自信とアイデンティティーを確立したように、大分の若者も地元の文化や歴史からの経験知をたくさん吸収して、大きく羽ばたいてほしいと思います!

 

※本ブログは立ち上げから1か月間は試行的に森本が担当しましたが、来週からは事務方を中心とした病院職員各スタッフの分担執筆となります。今後とも、みえ記念病院のホームページやブログをどうぞ宜しくお願い申し上げます。o(_ _)o  

 

(写真は三重町の佩楯山から続く山の稜線に広がる『大分の夜明け』です。)