阿南守夫事務長の

 

病院スタッフ日誌

 

2017年

5月

10日

豊臣秀吉を支えた2人の軍師

こんにちは。

先日TVの再放送で黒田官兵衛と竹中半兵衛、二人の軍師のライバルとしての違いについて放送があり、とても興味深く見入ってしまいました。

ご存知のように二人は共に軍師として豊臣秀吉に使えた優秀な参謀です。更に言えばこの二人の存在なくして豊臣秀吉の天下統一はなかったのでは?とも言われています。

本能寺の変で織田信長が明智光秀によって倒れた後、光秀を討ち天下を取ることを提言したとされるように、隙あらば天下を狙おうとした黒田官兵衛。一方 たった16人で稲葉山城を占領したあと、信長からの誘いを断りかつての主君に城を返還した竹中半兵衛。(城の占拠は女性と酒に溺れ政務をおろそかにするかつての主君への戒めであったとされる。)

また、軍師として二人のとった戦略や戦法についてはそれぞれの立場や考え方の違いもあり、好き嫌いが分かれるところでもありますが、二人の関係性を語る上で興味深いエピソードがあります。

 

ある席で、半兵衛をライバル視する官兵衛は、「日ごろの働きに感謝し、兄弟のように思っている」旨を記した秀吉からの書状を家宝のように大事にしていると自慢した。それを見た半兵衛は「そなたの為にならない」と、その書状を破り捨てたとされています。

世はまさに戦国時代。軍師として秀吉に仕えてはいるがこの先主君との関係がどうなるかわからない時代に、そうした書状を盾にした言い分を官兵衛が発した場合、真っ先に命を狙われるやも知れない。そうした思いで書状を破り捨てた半兵衛の気持ちを察した官兵衛の思いとは?・・・・。

歴史とは勝者の目線で語られるとよく言われますが、そういった勝者を支えた人達の存在を知ることで、更に歴史の深さと面白さを感じる今日、この頃です。

                        (文:事務長 阿南)

 

 

2017年

1月

20日

薬剤師の先生を募集しています。

 

みえ記念病院では薬剤師の先生を募集しています。当院は整形外科と内科が両輪となって、外来・入院治療から訪問診療まで地域本位の医療を行っています。当院の整形外科専門医は日本でトップレベルの治験業績があるほか、日本東洋医学会専門医(漢方専門医)と、日本臨床薬理学会専門医もそれぞれ在籍しており、最新の薬から漢方薬まで、薬医連携が進んで病院スタッフの雰囲気もとても明るいです。詳細は当ホームページや病院スタッフによる日々のブログブログ過去記事などをご覧ください。

 

豊かな自然と美味しい食、自然災害が少なく、温かい人情のある大分県の三重町で私たちと共に地域医療に従事してくださいませんか?ご興味のある方は、ぜひご一報ください。心からお待ちしております。o(_ _)o 

 

【求人内容】

採用人員 1名

仕事内容:病院薬剤師業務をはじめ入院患者さんの調剤業務全般

給与条件:急募につき応相談。優遇します。

通勤手当:当院規程により支給いたします。

賞与:年2回  昇給:年1回(毎年8月)

勤務時間 8:30~17:30

休日:  変形労働時間制による年間105日の休日

     週40時間勤務

選考方法:受付は随時行っています。面接による選考を基本とさせて頂きます。

福利厚生:職員食堂(食事補助有り)

     医療費補助制度

               退職金制度

     福利厚生施設「くじゅう倶楽部

     社会保険制度完備

     修学資金貸与制度

              マイカー通勤用専用駐車場完備

入職祝い金として100,000円を支給します。

窓口:病院事務長 阿南 ☎0974-22-7280 

メールアドレス:miekinen@nikoniko.or.jp 

 

 

2016年

12月

15日

地域医療構想について

厚生労働省ホームページより
厚生労働省ホームページより

こんにちは。

医療機関相互の機能分担と業務の連携を推進させ、地域医療構想の達成に向けた取り組みの一つとして「地域医療連携推進法人」といった新たな制度が、いよいよ来年4月に正式スタートしようとしています。

そもそも地域医療連携推進法人とは何か?多くの市民が初めて目にすると思われますが、ざっくりと表現するならば、もともと経営母体が違う医療機関や介護施設が機能分化や連携を一体的に推進する為に作られる新たな仕組みです。

医療ニーズへの適切な対応・切れ目のない医療介護サービスの提供体制の構築・人材の効果的採用・医薬品等の共同購入における経費削減等々、さまざまな目的がそこにはあります。しかしながら、各事業所がこれまで培ってきた歴史や企業内文化の違いがある中で、それぞれの利害や考え方の違いが生じる事は十分に予想され、それでも協調と連携を軸とした生き残り策を探る取り組みが求められる時代です。

                             次回に続く・・・

 

                        (文:事務長 阿南)

 

2016年

8月

30日

異常気象は何かの前ぶれ?

こんにちは。

異常気象の話題が最近は珍しくなくなった感じがするのは私だけでしょうか?

特にこの夏の猛暑やUターンする台風。局地的な豪雨による甚大な被害の連続は、何かの前兆では?と感じてしまうほどです。

自然災害は避けようがないといいますが、こうした災害の背景には地球温暖化が影響していて、温暖化防止に向けた様々な取り組みが行われているものの、気象状況の変動はむしろ異常さを増しているように感じます。

それにしても今年の夏は暑かったですねー。頭の皿が割れそう~

 

                           (文:阿南)

 

2016年

5月

19日

消防団員としての引き際

久しぶりの投稿です。

地域の安全は地域住民の自らの手で・・・そんな想いから平成元年よりこれまで消防団員として活動してきました。入団したころは右も左もわからないことばかりで、いざ火災現場などに出動すると緊張の連続だったことを思い出します。それでも活動終了の号令である「別れッ!」の声がかかると、一気に押し寄せる疲労と安堵感に包まれます。これまで何度も火災現場での消火活動や行方不明者の捜索活動に参加しましたが、被災された方や家族の安否を心配するご家族の不安げな様子に触れるたび、少しでも力になれればといった思いにかられます。

 

消防団員の活動は災害時に限ったものでなく、季節ごとの災害防止のための広報活動や有事の際に素早い対応ができるよう定期的な訓練などが行われています。(年齢を重ねてくると、これが結構きつくなります。)

そんな消防団員活動も今年で28年目を迎えています。最近では自分の子供と同じ世代の若者が新たに入団してくるようになりまして、世代交代の時期を迎えようとしています。これから豊後大野市は、ますます高齢化が進むことが予想されますが、消防団員に寄せられる地域の期待は一層高まりをもつものと考えます。

若手の消防団員へきれいな形でバトンタッチをしなければと考える、今日この頃です・・・。

                         (文:事務長 阿南)

 

2015年

10月

22日

ストレスチェック制度の義務化に思う事

こんにちは。

労働者のストレス度合いを労働者自らが質問票に記入し、それを集計・分析する事で自分のストレスがどういった状態にあるのかを調べる検査制度が本年12月からスタートします。

 

この制度の目的は「うつ」などのメンタルヘルス不調を未然に防止するために、労働安全衛生法という法律の改正で、労働者50人以上の事業所に勤務する方を対象としたものですが、いよいよここまで来たかといった感じです。

 

当院でもこうした法制度の改正に合わせ、事前の準備を始めていますが、何かと多いストレスを日常の中で上手に解消できればよいのですが、世の中そんなに甘くはないですよね。一言で「メンタルヘルス不調の未然防止」といっても、ストレスの感じ方は千差万別ですから・・・。

 

いずれにせよ、体調に異変を感じたり精神的に追い詰められたと感じている方は要注意です。無理をせず勇気をもって専門医のアドバイスをもらうようにしましょう。

 

                           (文:事務長 阿南)

 

2015年

7月

14日

マイナンバー制度の導入で医療・健康・介護の情報連携は加速される?

 マイナンバー制度が来年1月からスタートすることは既に多くの方がご存じのことと思います。

 簡単にいえば国民ひとり一人に番号が割り振られ、社会保障や税番号として活用しようといったものであることは、漠然と理解していますが・・・・。しかしこれだけでは終わりません。

 政府は本年5月に医療等の分野に個人番号制を導入する方針を決定し、2020年からの本格運用を目指すと言っています。

 マイナンバーカードは健康保険証の機能を合わせ持つこととなり、医療機関の窓口で保険証の代わりに活用されることになる可能性もあります。(医療機関の窓口での事務的効率改善となる?)

 マイナンバー制の導入に関して、医療・介護の連携が今以上に促進されるために有用なツールとなることを期待しています。

 

          (文:阿南)

 

 

2015年

7月

08日

夏の甲子園大会 県予選がいよいよ開幕

高校野球甲子園大分県大会の開会式の模様です。(撮影:橋本仁さん)
高校野球甲子園大分県大会の開会式の模様です。(撮影:橋本仁さん)

うっとうしい梅雨空が続いていますが、夏の高校野球甲子園大会出場をかけた大分県大会がいよいよ開幕しましたね。

高校野球ファンならずとも、今や国民的行事となった夏の甲子園大会は毎年多くの感動と勇気を与えてくれます。

 

出場する選手たちの頑張りは勿論ですが、ベンチ入りできなかった選手たちや応援団の真剣な応援は多くの人の気持ちを引きつけます。

 

聞くところによると今年は高校野球がスタートして100年目を迎える記念の年。今年も地方大会も含め全国各地で多くのドラマが展開されることでしょう。

 

全国の高校球児 頂点目指して頑張れ!!

 

                     (文:事務長 阿南)

                       

『ぎっくり腰(急性腰痛)にまいってま~す』

平成27年(2015年)3月5日(木曜日)

先週金曜の朝、出勤準備をしている中で突然 雷に撃たれたかの様な激痛が走りました。(実際に雷に撃たれた事はないので本当のところはわかりませんが・・・)

 元々腰痛持ちの小生ではありますが、久しぶりのこの痛み・・・。その日は全く身動きがとれない状態であったため、やむなく欠勤させていただきました。

 このままじっとしていることも出来ないため、次の日は注射を打ってもらうため通院したもの、道中の車の中での痛みはこれまた最悪でした。

その後、少しづつ改善はしていますが、日頃の運動不足と不摂生が原因であることは明らかで、痛みが解消すれば今度こそダイエットのため運動するぞと思う、今日この頃です。

                       (文:事務長 阿南)

 

『介護報酬引き下げに思うこと』

平成27年(2015年)2月4日(水曜日)

本日は曇り空です。過去ブログ(バックナンバー2014年8月4日)の夏の写真と比べてすっかり冬の景色です。。。
本日は曇り空です。過去ブログ(バックナンバー2014年8月4日)の夏の写真と比べてすっかり冬の景色です。。。

 3年に一度行われる介護報酬の改定でマイナス改定となることが決まりました。

介護報酬全体の下げ幅はなんと-2.27%(約2270億円)とのこと。年々増加する社会保障費の抑制のためと国や一部の有識者は言うものの、2回連続で介護報酬の引き下げが行われていることに、強い憤りを感じるのは私だけでしょうか?

 確かに緊縮財政が求められる状況は理解できますが、最終的に煽りを食うのは社会的弱者やその家族、そうした方々を支援する現場の事業者です。

 特に気になるのは、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の入所基準を原則「要介護3以上」とすることです。中重度者へサービスをシフトさせ、軽度者へのしわ寄せを及ぼすこうした施策について悲しみさえ感じます。もう少しきめの細かい対策は出来なかったのでしょうか?

 サービス体制が充実することで、介護保険料の高騰につながるといったジレンマがありますが、都会型と過疎地型における報酬制度の見直しを、検討して欲しいと願ってやみません。

                         (文:事務長 阿南)

『あけましておめでとうございます』

平成27年(2015年)1月5日(月曜日)

新年 明けましておめでとうございます。

今日は『仕事始め式』が行われ、院長・副院長より年始の挨拶を受けました。院長の年頭所感の中で、『羊 一頭は非常に弱い存在かもしれないが、群れをなすことで大きな存在感を示すことができる・・・』といった言葉がとても印象に残りました。

我々、一人一人の力は微力であっても、志を一つに皆が力を結集させることで、大きな成果を上げることが出来る。そんな院長の言葉になぜだか勇気をもらった気がしました。

 地域に無くてはならない医療機関としての役割を果たすべく、今年も職員一丸となって取り組んで行きたいと思います。

                         (文:事務長 阿南)

 

 

『養鶏業者さんの気持ち』

平成26年(2014年)12月17日(水曜日)

宮崎県延岡市北川で『高病原性鳥インフルエンザウイルス』発生による鶏の殺処分。テレビでは迅速な対応に当たっている関係者の姿が映し出されています。感染力の強いウイルスであるため、早急の対応が求められるのは理解できますが、養鶏業者の気持ちを考えると・・・。

少し前は口蹄疫や原発事故による家畜の殺処分もありました。その時々で致し方ない対応であったのでしょうが、何とも心が痛みます。

ちなみに鳥インフルエンザは犬やネコといったペットにも感染することがわかっていますので、飼い主の方はこの時期散歩中に鳥の死骸やフンにペットを近づけさせないことの注意が必要だと今朝のテレビニュースで報道がされていました。

いずれにせよ、こうした報道で風評被害が起こらないよう、我々は正しい情報に基づいて冷静な対応をとりたいものです。

                       (文:事務長 阿南)

『三重川の冬の風物詩』

平成26年(2014年)12月9日(火曜日)

こんにちは。久しぶりのアップです。

当院のすぐ横を流れる三重川に、かわいい水鳥が遊びにやってきます。

鳥の生態については全く素人で、詳しくはありませんが、おそらく『鴨?』。

撮影時には20羽近くが水面を楽しそうに泳いでいました。自然の中で暮らすこうした野鳥をみているとなんだかのどかな気持ちになりますね。(鳥たちは餌を必死に探しているのでしょうが・・・失礼。)

ちなみに私が子供の頃、この季節になると山野に出かけ山鳥を捕獲する『罠』をかけていたことを思い出します。毎日学校から帰ると『どんな獲物がかかっているかな?』とワクワクしながら仕掛けた罠を見にいっていました。(ほとんど獲物がかかっていた事は無かったですけど・・・。)

 

                           (文:事務長 阿南)

『患者さん送迎用車両のリニューアル』

平成26年(2014年)9月8日(月曜日)

平成17年に配備した15人乗りハイエースが老朽化したため、先日新たな車両に入れ替えを行いました。

平日は毎日数十㎞以上、患者さんの通院の足として走行してきましたので「ご苦労さん」と言いたいですね。


ちなみに当院の送迎車両は現在3台で、市内各地をはじめ、竹田市佐伯市(宇目方面)、更には臼杵市(野津方面)を日替わりで患者さん送迎を行っています。通院方法でお困りの方は、遠慮なく受付窓口にお声掛け下さい。

 

                           (文:事務長 阿南)

『デング熱の感染が心配』

平成26年(2014年)9月1日(月曜日)

東京都の代々木公園から端を発したデング熱の感染問題ですが、感染者の拡大が10名を超えたと報道がありました。蚊を媒介として感染が広がるため、消毒散布の様子がテレビニュースで放映されていましたが、感染源である蚊の消滅を期待したいですね。

 

そういえば、何年か前に『感染列島』という妻夫木聡さん主演の映画がありました。エボラ出血熱しかり 最近感染に関するニュースが多いのは地球温暖化と何らかの関係があるのか・・。いずれにしても1日も早く終息してほしいですね。

 

                          (文:事務長 阿南)